●摘芯とは?
側枝を増やすために芽先を摘み取る作業のことです。
摘芯の時期や回数は、菊の種類や仕立てによって変わります。
●摘心のコツ
側枝を3〜4本、きれいに揃えて伸ばすには7〜8葉以上が展葉したら生長点のある小さな新芽を、
ピンセットなどで小さく摘み取ることです。
また、小菊は側枝が伸びやすいので懸崖やスタンダード作りをするときは、摘芯を繰り返して枝数を
多くし、節間を短くしたい場合は先端部分を1〜2p切り落とし、半分ほど開いた葉1〜2枚を
切り落とすようにしてハサミなどで深めに摘芯をします。
●摘芯と養分の関係
枝に十分な養分が蓄積され、草勢が強くなってから摘芯をしましょう。
十分な養分がないと、側枝が揃わない、脇芽が少ない、生長がよくない
といった事が起きます。
摘芯を行う一週間ほど前に、2日におきに2〜3回液肥などをやって、草勢をつけてあげましょう。
また、摘芯中も肥料等をたっぷりとあげて、勢いをつけることが大切です。
●摘芯の失敗例
1:摘芯した側枝がきれいに揃わず、勢いに強弱がある。
→深く摘芯をしすぎたためです。または、栄養が不十分な可能性があります。
2:棒状に芽が伸びてくる。
→摘芯が不十分なためです。伸びた芽を再び摘芯してください。
3:摘芯後の脇芽がすくなく、生長もあまりよくない。
→摘芯が早く、枝に十分な栄養がいっていないためです。
Copyright © 2004 HOKOEN. All rights reserved.
※当社に無断で写真などの転載を禁止いたします。